昨日は第14回所沢市医師会認知症ネットワーク交流会に参加してきました。
 夜7時から始まった会でしたが、医療介護職150名ほどが集まり、関心の高さがうかがえました。

 議題は「人生最終段階における医療とケア」〜さあ始めよう、人生会議〜、です。

 最近注目されているアドバンス・ケア・プランニング(ACP)についてのDVDを供覧した後、市内で在宅医療に携わっている皆さんでディスカッションがありました。私は在宅医療、看取りをしている立場から5分ほどコメントさせていただきました。

 ACPは、簡単に言えば自分がどのような最期を迎えたいかをご自身の判断で決定する、という概念です。医療現場では本人の思いとは異なるような終末期を迎える方は少なくありません。元気でいるうちに、ご家族やご親戚と色々と話し合っておくことはとても重要です。

 当院でも往診、外来を問わず、少し風邪をこじらせた、骨折した、などなにか健康に変化が起きたとき、ACPについてご家族と話し合っていただくようにお伝えするようにしています。

 以下に日本医師会が作成したパンフレットのアドレスを添付します。ご興味のある方はご参照ください。
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20180307_31.pdf

pic20190319174936_1.jpg

さいとう内科クリニック