昨日は所沢市医師会主催の小児在宅についての講演会に参加しました。

立川市でご開業されているさいわいこどもクリニックの宮田章子先生が講師でした。

参加者は医師会会員、訪問看護師、薬剤師など様々で、大変にわかりやすい内容でした。

 

主に成人(高齢者)を対象とする我々の訪問診療とは異なり、小児の場合は先天奇形、代謝異常など特殊な疾患が多く含まれます。更に、高齢者と決定的に違うのは成長していくということ…。

 

成人の場合、多くは意識障害やむくみ、食欲低下、など各臓器、肉体的に機能低下に向かいます。しかし、小児はどんどん成長していくため、その時期、年齢にあった発育(発語、運動機能)や教育(幼稚園、小学校入学!)など更に一歩進んだ医療、関わりが必要になってきます。

 

我々にこの領域をカバーすることは困難です。逆に一般小児科医の先生が在宅酸素やポンプの手配、麻薬処方をすることも難しいと思います。お互いの不得手をカバーしながらの連携が非常に重要な領域であることを認識させられました。

昨日の講演会でも同様の関わりが推奨されていました。今後、市内でも小児在宅診療の受け入れが進んでいくことを願っています。

さいとう内科クリニック