昨年末の12月31日、休日当番医として日中の診療を行いました。

 休日当番なのでほとんどが初診の患者さんでした。特に目立ったのは新聞報道などでも知られているノロウィルスを中心としたウィルス性胃腸炎、感染性胃腸炎です。多くの方が嘔吐、下痢を訴えて受診されました。点滴を必要とする患者さんも数名おり、相当な脱水を引き起こす疾患です。

 患者さんには胃腸薬の処方の他に、口から飲めるのであれば、経口補水液を中心として、柔らかい食べ物を取るように指示しています。また、家族への二次感染を予防するために、本人用とその他のご家族のタオルを変えるようにお伝えしています。

 幸いなことに多くの患者さんは2−3日で回復されることが多いようです。とは言え、頻回の嘔吐下痢はかなり辛いことは確かであり、手洗い、うがいなど、日頃からのマメな予防方法は必ず行うように心がけましょう。

さいとう内科クリニック